ろ過・浄化システム
Filtration ・Purification system

濾過装置、ポンプ、熱交換器などの設備容量に見合った選定、適切な維持管理のお手伝いを致します。

レジオネラ菌とはなにか?

レジオネラ菌レジオネラ菌は基本的には、自然環境中の土壌・水系に生息しています。また、人間生活環境の中にもこの菌は存在しており、水冷クーラーの冷却塔や噴水、池、加湿器、温泉、などからも検出されています。このような水がミスト状になる噴水、水冷クーラーの冷却塔、加湿器、温泉などのジェットでは恒久的に存在するため、日常の細菌の管理が必要不可欠です。
これらの水系を感染源とするレジオネラ菌を直接飲用しても発症することは少なく、菌を含むミストが肺に吸入された場合に、レジオネラ肺炎をひき起こしやすくなります。
レジオネラ肺炎は致死率が5~15%と非常に高く、SARSがおよそ8%前後であることを考えた場合、病状進行の早いレジオネラ肺炎では早期の適切な診断が非常に重要になります

どうして濾過器と配管の洗浄が必要なのか?

浴槽水は、入浴者から各種の有機質が常に供給され、これらを栄養源として、濾過器、浴槽や配管の内壁等に微生物が定着して繁殖します。しかも、その菌体表面に生産された生物膜(バイオフィルム)によって、外界からの不利な条件(塩素剤等の殺菌剤)から保護されているため、浴槽水を消毒するだけではレジオネラ属菌等の微生物の繁殖は防げません。(図ー1)

また、塩素殺菌剤の濃度が減少しますとバイオフィルムに保護されていたレジオネラ属菌が活発化しバイオフィルムから出てきます。(図ー2)
そのため、浴槽水の消毒のみならず常にその支持体となっている生物膜の発生を防止し、生物膜の形成を認めたならば直ちにそれを除去する必要があります。

どのようにしてバイオフィルムを除去するのか?

通常バイオフィルムの除去(配管洗浄)には、高濃度塩素消毒や二酸化塩素消毒で行われています。
しかしながら、過剰な塩素系薬剤を投入すると塩素濃度が高くなり、発ガン性物質トリハロメタンや塩素臭が発生し資機材が腐食する等の問題が生じます。また、アルカリ性の温泉水では塩素系薬剤の消毒効果が低下します。
これらの問題を解消するため弊社では配管洗浄剤にスーパー水質抗菌活性剤を使用しています。
スーパー水質抗菌活性剤が、アルカリ・酸に影響を受けないのは、原料の製造にフェノキシエタノールを主とした殺菌剤ですので塩素濃度が高くなったりすることはないため塩素系薬剤のような問題はありません。
しかし、スーパー抗菌活性剤の使用については殺菌剤を使用するため専門の業者が取り扱う必要があります。

「スーパー水質抗菌活性剤での配管洗浄」

配管内の薄褐色異物(バイオフィルム)の顕微鏡写真

外観観察像
外観観察像
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バイオフィルムを除去した後は安全なのか?

バイオフィルムを除去した後は(塩素管理)を十分におこなう必要があります。
レジオネラ属菌は本来、環境細菌であり、土壌、河川、湖沼などの自然環境に生息していますが、一般にその菌数は少ないと考えられています。
では、どのようにして浴槽内にレジオネラ属菌が進入するのでしょうか?
配管洗浄を行うことにより浴槽や配管内のレジオネラ属菌は死滅しますが、以後菌の発生やバイオフィルムの形成がなされないとは限りません。
レジオネラ属菌が浴槽内に進入する経路は、二通りが考えられます。

1 貯水タンクでレジオネラ属菌が繁殖しその水が浴槽内に入る。
2 人間がレジオネラ属菌を持ち込む。

配管洗浄を行った後、十分な水質管理および定期的な配管洗浄をおこなわないとレジオネラ菌群が再び繁殖することになります。
厚生省では、『公衆浴場における水質基準当に関する指針』の中でレジオネラ属菌に関する水質基準を設け、その中には以下のことを挙げています。

1 循環ろ過装置を使用する場合は、ろ材の種類を問わず、ろ過装置自体がレジオネラ属菌の供給源とならないよう、消毒を1 週間に1 回以上実施すること。
2 浴槽水の消毒に用いる塩素系薬剤は、浴槽水中の遊離残留塩素濃度を1 日2 時間以上0.2~0.4mg/L に保つことが望ましいこと。
3 連日使用型循環式浴槽では、1週間に1回以上定期的に完全換水し、浴槽を消毒・清掃すること。
4 管理記録を3 年以上保管すること。

水質基準は?

表1に厚生省が定めている水質基準をまとめました。

表1. 公共浴場の水質基準
水質基準項目 原水・源湯 浴槽水
色度 5 度以下  
濁度 2 度以下 5 度以下
水素イオン濃度 pH5.8~8.6  
過マンガン酸カリ消費量 10mg/L 25mg/L
大腸菌群 不検出 1個/mL
レジオネラ属菌 不検出(10CFU/100ML)

近年の『ろ過器』や『ヘアキャッチャー』の性能向上に伴い、お湯の透明度すなわち濁度や色度は非常に清澄な状態に保たれています。
しかし、「水が清澄だからといって菌がいないとは限らない」という当たり前の認識を欠落させることになり、その結果レジオネラ感染症の急増につながっている一因でもあります。
(公衆浴場等における衛生管理要綱)

一般的な温浴施設の設備構成は?

図ー3 一般的な温浴施設の設備構成

▼(1)側面吐出し底面吸込み方式
▼(2)オーバーフロー方式

塩素殺菌処理上の問題点は?

塩素殺菌処理は欠かせないものがありますが、「表2」にあげているように多くの問題があります。
特に「グラフ1」のように塩素処理の殺菌作用の主役となる次亜塩素酸はpH によって大きく含有比率が変わります。
従いまして、日常的な塩素処理だけではなく、定期的な配管洗浄が必要です。

表2.塩素処理上の問題点
PH による効果変動 酸性・アルカリ性で次亜塩素酸が減少し殺菌力が落ちる。
バイオフィルムの問題点 内部への浸透効果と剥離効果に乏しい。
トリハロメタンの生成 フミン質等と反応しトリハロメタン類を生成する。
アンモニアとの反応 反応する事で消耗し殺菌効果が低下する。
鉄マンガンとの反応 鉄・マンガンの酸化に消耗されて殺菌効果が落ちる。
人体への影響 アトピー等の原因ともいわれている。

pHによる次亜塩素酸の含有比率

pH 6.0 6.25 6.5 6.75 7.0 7.25 7.5 7.75
次亜塩素酸比率 96.9 94.7 90.9 84.9 76.0 64.0 50.0 36.0
pH 8.0 8.25 8.5 8.75 9.0 9.25 9.5 9.75 10.0
次亜塩素酸比率 24.0 15.1 9.1 5.3 3.1 1.7 1.0 0.6 0.3

スーパー抗菌活性剤の特性

スーパー水質抗菌活性剤は配管などに付着しているスライムを剥離させ、レジオネラ属菌などを死滅させるとともに、タンパク質分解による悪臭を分解し、消臭効果を発揮します。
又除藻効果があり、露天や浴室のヌルヌルが無くなります。浴槽、配管を洗浄した後の排水も環境を汚染しないので、そのまま流せます。

安全性 急性経口毒性:マウスLD50 →5,000mg/kg以上
数値が小さいほど危険です。
一般的に使用されている次亜塩素酸ナトリウムの場合、LD50は6.8mg/kg です。
経皮毒性:ウサギ1,344mg/l 検体評価 0.3
利便性 温泉成分との相性もほとんどの泉質に有効で、作業に於いても(活性剤が液体
であるため)決められた量を浴槽に流し入れるだけですみ、危険性がない。
有効性 耐塩素性菌に対しても強い殺菌力を持ち、泉質がアルカリ性でもその殺菌力は落ちない

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